IoTエンジニアは、家電製品などのモノとインターネットを接続させて、より利便性の高い製品とするために働く。多くの場合、家電メーカーなどの製品開発と製造をする企業に勤める。具体的な仕事内容としては、IoT製品の企画設計を行うのだが、開発イメージから実際にどんなプログラムが必要かを考え、具体的なプログラムの設計をする上流工程が含まれる。
そして、モノとして製品の動きや機能とマッチするように、プログラミングを行って実装させ、テストするのもIoTエンジニアの仕事である。こうしたことから、モノに関わる設計者や開発陣とチームになって働くことが多く、一緒にテストをしたりアイディアを出したりしていく。開発が終わりリリースされた後は、システムの運用保守を担当する。IoT製品はネット環境とつながり続けるため、そのシステムを監視して不正利用などがないかをチェックしたり、必要に応じてファームウェアをアップデートしたりするわけだ。
このように、IoTエンジニアは多岐にわたる仕事をすることになる。幅広い知識と判断力が求められる仕事であると言えるだろう。そして、プログラマーとして一人で働くわけではなく、他の人と関わり合いながら働く機会が非常に多い。
そのため、人間関係を上手に構築し、意見を述べたり聴いたりしていく能力も求められる。その上で、IoT関連の技術スキルが必要となり、AIやプログラミング言語、デバイスに関する最新の知識を身に着けていく努力を続けていくことが求められる。